HOME > 施術一覧 > 口もと・かみ合わせの施術 > 下顎前突症(反対咬合)手術
下顎前突症は、いわゆる受け口のことです。上アゴに比べ下アゴが前に出ている状態のことです。このような状態には下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)が適応となります。
セファログラム(顔面規格レントゲン写真)の撮影を行い、骨格の分析を行います。下顎前突症はⅢ級咬合といい、臼歯部(奥歯)から前歯部まですべての下顎の歯が上顎の歯に対して前方に移動しています。ですからこの場合には、前歯部だけ後方に移動させるのでは本来の治療にはなりません。
下顎全体を後方に移動して良好な咬合を作る必要があります。前歯部だけ後方に移動し、オトガイの縮小を行うと、一見下顎全体を後方に下げたのと同じように見えますが、実際にはこれでは臼歯部の咬み合わせが改善しないばかりではなく、オトガイの皮膚にたるみが出る可能性があります。
反対咬合(下顎前突)の多くは下顎全体が前方にスライドしているだけで、オトガイ自体が大きいわけではないからです。下顎全体が前方にスライドしているのですから、下顎全体を後方にスライドさせるのが本来の治療です。そうすれば臼歯部の咬合も改善し、突出したアゴも改善します。もちろん中にはオトガイが大きい方もおりますので、その場合にはオトガイの縮小を併用しますが、下顎全体が後方に下がっているため、オトガイの縮小量は最小限で済み、皮膚のたるみも最小限に済ますことができるのです。神様が創った自然な造型をなるべく崩さないという理念で、このような手術を行っています。
治療に当たってはまず提携の矯正歯科を受診して頂きます。そこで、歯型の作成などを行い、矯正装置を装着して頂きます。
通常歯科で行う反対咬合(下顎前突)の治療は、術前矯正期間が1年から2年ほどありますが、当院では、患者様のご負担をなるべく減らすために、術前矯正をしないかもしくは最小限にするサージャリ―ファースト法を行っております。術前矯正期間を短くするということは、術後の矯正が通常より高度な技術を必要とします。当院で提携している矯正歯科医院はこの様な症例を多く経験しているので、このような手術が可能になっています。
以前矯正歯科治療を受けて、咬み合わせは良くなったが、それでも下顎が出ているように見えるという方がいらっしゃいます。
このような方の場合すでに咬み合わせが出来上がってしまっているので、SSROで下顎を後退させてしまうと咬み合わせが悪化してしまいます。このような場合にはルフォーⅠ型上顎骨骨切り術とSSROを行うことで、上下顎を回転させて下顎を後方に移動させることができます。
かなりレベルの高い治療が可能となる方法です。
カウンセリング | レントゲン撮影/分析/ご相談 |
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手術時間 | 約120~300分 |
麻酔について | 全身麻酔 |
入院/通院について | 入院5日 経過観察のため3~4回通院 |
腫れ/内出血 | 2週間から3週間程度、目立つ腫れや内出血があります |
顎間固定が必要になります
SSRO | ¥1,600,000 (税込 ¥1,760,000)+サポーター代 |
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ルフォー1型骨切り術+SSRO | ¥2,500,000 (税込 ¥2,750,000)+サポーター代 |
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